川西町議会議員芝 かずや

活動報告

原水爆禁止2008年世界大会

 それにしても毎日本当に暑いですね。西日本を中心に猛暑に見舞われているようですが、夏はまだ始まったばかりですから先が思いやられますね。加えて、長期予報が発表されましたが、それによれば九月いっぱいは暑い日々が続いて、その勢いは十月まで及ぶとの事のようです。とにかく今年はものすごく暑い夏になる模様ですので、無事にこの夏を越すためにも体調管理にはお互い十分に気をつけましょうね。
 その暑い夏をもたらしている気圧配置のパターンによって気象状況にも多大な変化と影響を及ぼしているようです。今週は、それらの影響をもろに受けたスタートになってしまいましたね。近畿と北陸を中心に列島のかなり広い範囲に風水害をもたらしました。しかも、台風のように備える暇もないほど、突然なんの前触れもなく襲ってくるようですから厄介です。こうした夏特有の気象現象をよく把握して、判断をするしかないようですが、とにかくまだ始まったばかりの夏です。夏ならではの楽しいこともいっぱい有りますから、それらを存分に楽しみながらも、被害に会うリスクを少しでも抑えられるように気象の特徴をできるだけ把握して日頃から備えておくようにしておきましょう。何れにしても、毎日暑くて大変ですが、負けることなく元気にお過ごしください。

 さて、今週から八月に入ります。八月には毎年巡ってきますが、人類の悲願であるすべての核兵器の廃絶にむけた原水爆禁止世界大会が開かれます。今年も八月の二日から九日まで被爆地の広島と長崎で開催されます。この世界大会に向けた、国民平和大行進もまもなく全国から広島に終結です。奈良県を通過した東京⇔広島コースもその一つです。

一九四五年にいったん0発になったはずの核兵器ですが、その後、米ソの対立により再び核軍拡競争が激化し、開発配備され続けて今日もなお二万六千発が存在しています。原爆投下から六十三回目の夏を迎えますが、未だに世界から核兵器はなくなっていません。今日、核廃絶に向けた世論と運動は世界中を覆う勢いで大きく発展してきていますし、世界の国々の取り組みも様々に生まれていますが、残念ながらアメリカ・ロシアなど核不拡散条約と言う、なんとも不公平な特別扱いの条約により特権的に核保有を認められた国が五カ国もあります。世界から核兵器をなくそうとみんなで努力しているにも関わらず、こんな不公平な条約が結ばれているから、「おまはんらこっすいわ」と言わんばかりに、これらの国に対抗しようとする新たな国が生まれたりする、不穏な動きも重なって、いまだに二万六千発もの核兵器が地球上に存在していると言う訳です。

 一方、非核地帯を宣言する条約を結ぶ国や地域・大陸も、こうした不穏な動きを跳ね飛ばすが如く、保有国をしのぐ勢いで広がり大きな勢力になっています。今や、地球の南半球はすべてこの種の条約が締結され、非核の輪ががっちりと出来上がっています。ですから、この地球と言う星は物騒な地域とそうでない地域とが、赤道できれいに切り分けられる状態になっています。人類も含め、かけがえのない地球の未来を保障しようと思えば核兵器との共存は絶対にあり得ません。南半球で実現してきた素晴らしい取り組みを北半球の我々も大いに発展させて、全地球を覆い尽くす取り組みへとして行こうではありませんか。
 この世論と運動を広げる鍵を握るのは、やはり世界で唯一の被爆国である日本の働きが要中の要ですし、それを果たすために、先頭を切ってその役割を担う事こそが核兵器のない世界を目指す被爆国の姿勢そのものだと思いますが、残念ながら、現在の日本政府のこの手の動きには核保有国の歩調とそう違いは見られません。世界から見ればものすごく不自然な姿に見えている事でしょう。




ぜひ、ご意見・ご感想をお聞かせ下さい。
町会議員  芝 和也

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