川西町議会議員芝 かずや

議会報告

平成22年川西町3月議会総括質疑 2010年3月12日

取り上げた問題

*財政対策について

*小学校建て替えについて

*町道結崎線について





『財政対策について』



問い(芝 和也 議員)

 町長は、財政対策の基本として、健全化と効率化を如何に進めるかとの事だが、住民生活と財政対策を進める上で、予算編成の基本認識を説明願う。


答え(上田 直朗 町長)

 まず、財政概要について担当部長から申し上げる。


答え(大山 泰司 理事)


 お尋ねの新年度予算を組む上で、昨年の人件費減額分の扱いですが、新年度の予算編成では、人件費抑制分として約5,000万円のマイナス幅ですが、新年度歳入歳出で考えますと、この幅を上回る歳入減が見込まれており、現状は、ここに多くを期待できません。
 予算編成においては、たゆまぬ行財政改革により財源の確保に努めておりますので、ご理解願います。


答え(上田 直朗 町長)

 現状を理事から申し上げた。財政に対する基本認識は、本町の喫緊の課題として学校建設を抱えているので、これに向けて体力をつけて行く事を基本と考えている。
 この間の経過だが、交付税がH12年頃は約20億円有ったが、今は15億円まで落ち込んでいる。しかもこの中には、1.4億円程の財源対策債と言う事実上の国が作った借金が含まれており、H13年から始まったこの制度が、積って財政指標の公債比率が上がって来ている。現に本町の借金の70%がこのせいだ。
 償還金は交付税で見るとの事だが、その交付税が20億から15億に落ち込んでいるように、その分を上乗せしてくれずに、ただ見てるだけなので、交付税の47.8%は借金返済のために使わざるを得ない実態になっている。
 これは、H16年からの三位一体改革の影響がもっぱら中心で、制度の弊害そのものだ。国の動向に左右され、そのへんの財政運営が非常に難しい部分があるが、町としての先を見通しながら進めて参りたい。


問い(芝 和也 議員)

 国の取り組みが地方の疲弊を招いている事が語られた。こう言う中での予算編成の苦労は理解している。後退を招かぬように願う。


答え(上田 直朗 町長)

 今、町の起債償還の負担の動向はH25年くらいには相当軽くなってくる見通しを立てている。学校整備に集中してかかりたいので、それぞれの助成もできるだけ抑制しながら参りたい。住民の皆さんにもご理解賜りたい。議員各位もご理解願う。


問い(芝 和也 議員)

 予算編成は大変だと思うが、生存権の観点では憲法に有る通り、健康で文化的な最低限の生活を営む権利を国民はみんな持っていると言う事だ。これは、国や自治体がいろんな制度を作って、「皆さん制度がでけたから、利用してください。」と言うような施しではない。最低限の生活を営む権利を持っている事が基本だ。だから、社会保障や福祉は国がきちんと工面せなあかんと言う事だ。これは、自治体に有っても同じ事で、こう言う視点で財政を組んで行く事が基本と私は常々思っている。
 町長の内実の話は良く分かったが、基本的な視点を自治体の長としての立場からお答え願う。


答え(上田 直朗 町長)

 そう言う住民の皆さんを支援して行く、これは行政の基本なので、絶やさず進めたい。身の丈に合った取り組みを持ち、近隣の町村に見劣りするような事は決して行わない。




『小学校建て替えについて』


問い(芝 和也 議員)

 いつから取り掛かるのか。


答え(上田 直朗 町長)

 起債の償還状況から、H25年ころに合わせて学校整備の負担を考えている。




『町道結崎線について』



問い(芝 和也 議員)

 学校建て替えをH25年に見ているとの事だが、関連する町道結崎線の整備予算は組むが、この間、翌年に繰り越している。これは、25年までこの調子で行くのか。
 住民サイドから見れば、みんな協力し拡幅事業が完了している。残ったのは、学校敷地のみ。こう言う事業は、率先して公有地から先に進め範を示せとの声もある。このへんはどう考えている。


答え(上田 直朗 町長)

 道路用地の西の方にプールがあり、これについては、学校の建て替えと一緒にかかりたいが、運動場部分については今年度で整備を進めて参りたい。住民の皆さんには良くご協力いただけて、最後に学校前が残った事は申し訳なく思っている。











ぜひ、ご意見・ご感想をお聞かせ下さい。


川西町町会議員
芝 和也

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