川西町議会議員芝 かずや

議会報告

県立野外活動センターの存続を求める意見書 '10年9月議会

態度表明ー賛成ー (意見書提出者)



県立野外活動センターの存続を求める意見書

 

 

 現在、県におかれましては、県立野外活動センターの施設老朽化に伴い、今後の在り方について検討委員会を立ち上げられ結論を模索されているところでありますが、当該施設の存続に関して、施設を利用する諸団体の職員やセンター補助員のOBなどによって、「存続を願う会」が結成されるなど、当該センターの存続を求める声が県下で急速に広がって来ております。

 当該施設の利用に関しては、我が川西町においても小学校や中学校の野外活動の学習の場として、毎年訪れており、県下はもちろんの事、近隣府県の多くの学校等が利用する、かけがえのない施設となっています。それは、県立野外活動センターが、レジャーキャンプ施設では無く、間伐の見学や丸太切り、ヒノキの皮むき体験などを通した森林環境教育や、教育籍を持つセンタースタッフにより、キャンプファイヤー等を通じ、家族からの手紙を読んだりして、これまでの自分を振り返るなど、歌や踊りを通してクラスの団結を深める「命の教育」の実践に取り組まれて来たからであります。

 また、来年度から完全実施の新学習指導要領では、小学校においては4泊程度の長期の自然体験や集団宿泊体験が重視されており、この種の施設の活用の機会が一層重要視され、受け入れ施設の充実こそ求められており、こうした教育環境の整備を進めていく事は、教育を取り巻く今日的な大きな務めである事は言うまでもありません。

 川西町議会といたしましては、本町児童の健全な育成と教育環境の充実に向けた条件整備は、次代の担い手を育て上げ、社会に排出する立場にある政治の今日的責務と心得ます。県におかれましては、教育施設として極めて大きな役割を担っている「野外活動センター」の整備を進められ、本町はもとより、県下の児童並びに近隣府県の学校等の学習の場として、今後ますます寄与されん事を願うものであります。

 

よって、「県立野外活動センター」の整備ならびに存続を強く求める次第であります。

 

 

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

 

 

平成22910

奈良県磯城郡川西町議会

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